働きやすい職場環境には、風通しのよさが大切
こんにちは。アクシス・サポートです。
法人向けのメンタルサポートサービスを提供し、従業員・会社を笑顔にするお手伝いをしています。
さて、昨今言われている「健康経営」という言葉、お聞きになったことがある方も多いのではないでしょうか。
従業員の意欲が高く、いきいきと働ける職場環境を目指すため、会社側が従業員等への健康投資を行うことは、重要な取り組みだと考えられています。
従業員が心身ともに健康になることで、活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に会社側にとっても業績向上や株価向上につながると期待されます。
従業員の身体面の健康については、健康診断の受診の推奨や、ラジオ体操、階段使用の推進、受動喫煙に対する取り組み、など様々な取り組みをされている企業も多いと思いますが、心の健康についてはいかがでしょうか?
心は数値で測ることができない分、なかなか具体的な取り組みが難しいのが実情ではないかと思います。
そんな中でも、心に負担がかかるわかりやすいものとしては、ストレスですよね。
従業員がこのストレスを溜めやすい職場と、溜めにくい職場にはどんな違いがあるのでしょうか?
一つ挙げられるのは、「風通しのいい職場か、そうでないか」という点です。
「風通しのいい職場」とは、社員同士、社員と経営陣がコミュニケーションが取れている職場であり、社員同士の関係が良好であることが大切ではないでしょうか。
また、会社の指針がはっきりとしており、どこに向かったらいいかが明確である、ということも重要だと考えられます。
会社の指針がはっきりしていれば、従業員の意識もまとまり、協力体制を取ることが容易です。
そして、従業員同士のコミュニケーションが健全に取れていれば、意見交換も活発にすることができ、疑問点や改善点などへの取り組みも早く、スムーズに取り掛かることができます。
そうすることで、社内の問題や仕事に関する疑問・不満が早期に解決するので、従業員が不満を溜めにくい体制を築くことができます。
これとは逆に、「風通しの悪い職場」とはどんな職場でしょうか?
従業員同士のコミュニケーションが取れていない、とすれば、仕事に関する悩みや、わからないことがあっても、当人が誰にも相談できずに抱え込むことになります。
そして、わからないなりに仕事を片付けようとして最後の最後に根本的なミスが見つかったり、従業員が突然辞めてしまったり、ということに繋がっていくのです。
また、社内の改善点などを従業員に意見交換させるなど、取り組んでいるような職場でも、意見を出させるだけ出させて、後から
「仕事に対する姿勢がなっていない」
「そんな意識ではダメだ」
「考えが甘い」
など、ダメ出しをしたり、意見を出した人を否定する、といったことが続くと、職場全体にこんな空気が漂い始めます。
「どうせ、言っても無駄」
風通しどころか、空気が淀む勢いで、従業員の士気はどんどん落ちていくんですね。
また、「黙って従え」「こんなこともできないなんて、ダメなやつだ」といった叱責が飛び交うような職場では、従業員は萎縮し、自分の意見を言うどころか、拗ねた気持ちや復讐心を持ちながら、囚人のような心持ちで職場に通うようになったりするのです。
あなたの会社の風通しはいかがでしょうか?
もし、あなたが従業員の立場なら、職場の風通しを良くするためには、自分に何ができるか、すこし考えてみて下さい。
考えても無駄、言っても無駄、と思っているようでしたら、「自分にはできない」と、思考が停止してしまっている状態です。
そして、自分の意見を言うことが、相手を攻撃することだ、という思い込みが自分を縛り付けていたりしないでしょうか?
怒りに載せるのではなく、冷静に建設的に自分の意見を相手に伝えれるようになると、あなたの姿勢が周囲にも影響して、組織が活性化するきっかけになるかもしれません。
上層部が変わるのを待つのではなく、自らアクションを起こせるようになるといいですね。
もし、あなたが管理職の立場なら、どんな雰囲気の職場であれば風通しが良くなる、と感じるか部下にヒアリングしてもいいかもしれません。
その際に、現実的でない意見や、見通しの甘い意見が出てきても、頭から否定しないことが大切です。
仮に現行の体制に批判的な意見が出たとしても、それはあなた自身を攻撃していることではないのだ、と受け止められるようになることが大切です。
上司がそのような姿勢を持つことで、職場環境の改善だけでなく、部下の仕事の取り組みにも積極性が出てきたり、諦めない粘り強さが出てくるかもしれません。
そして、ヒアリングをした上で、「自分に何ができるか」と考え、どのように組織に良い変化をもたらすような貢献ができるか、ということを考え、実行していくことが大切です。
それも管理職の役割の一つといえます。
現状の問題整理や、従業員のメンタルサポートにどう取り組んでいいか相談したい、といった場合は弊社のサービスをぜひご利用下さい。